意味を考え続けた青春
高校時代の僕は、
意味づけをしなければ、なにも行動できなかった。
だから、苦しかった。
いつも考えていた。
「なぜこの本を読むのか?」
「なぜ散歩に行かなければならないのか?」
答えは、見つかるはずはない。
だから、苦しかったんだ。
心臓をチェーンで縛り上げているような感じだ。
他人との会話も崇高なテーマがなければ、ならなかった。
真剣に考え、議論した。
苦しくて、疲れ果てて・・
でも、止めるわけにはいかなかった。
それが、僕のすべてだったからだ。
それで、評価もされた。
卒業し、30歳を過ぎても自分の言動に意味を求めた。
恐るべき忍耐強さ!成遂げ評価されたこともある。
しかし、生きている心地がしないほど・・苦しかったんだ。
は?
そんな自分の内面を考え続け、頑張り続ける間隙(かんげき)
「あそこのマスター、不倫して店つぶしたってよ」
「は?」
先輩が何の意味もない話をふってきた・・。
「へぇ~」答える僕
「今日の靴下、よく見たら違う模様だ」
「へぇ~」
「俺の高校時代のあだ名は肋骨だ。痩せてたからな」
「へぇ~」
何一つ意味のない、他愛のないおしゃべりに引き込まれていった・・。
なんか・・楽しい・・・。安心するのだ・・。
他愛のないおしゃべりが、心底からの安心感につながると気づいた。
他愛のないおしゃべりをしている自分にビックリした。
他愛のないおしゃべりをする僕のビフォーアフター
そんなに変わっちゃいない。
なのに心が温かく、軽く、楽しい・・。
さあ、いま心の苦しいキミも「他愛のないおしゃべり」をしよう!
しかし、真面目なキミは、まだ できないはずだ。
でも、安心してください。
他愛のないおしゃべりを学ぶ最高の学校がある
それは、温泉だ。
露天風呂なら最高学府 ! マチュ…チ、チュ… マチチュ…、マチャチュー チェッチ
工科大学 以上だ‼️
見たまえ!
あの、ゆるみきった表情を!
あの、たるみきった口角を!
あの、うつろな瞳を!
そして聞け! 彼らが何を語っているかを!
キミを苦しみから解き放ってくれるだろう。
温泉で他愛のない安心感を学ぼう
「学び」の本質は「真似び」である。
自分のことを見てはいけない、考えてもいけない。
あの、幸せそうな温泉客を真似るのだ。
キミを苦しみから解き放ってくれるだろう。
意味のない体勢
意味のない動作
意味のない会話
一挙手一投足それらを学ぼう。
「学び」の本質は「真似び」である。
温泉へ行こう
温泉がキミを幸せに導いてくれるはずだ。