プロフィール

内気な子ども時代

わたしは、ごく一般的な家庭に生まれました。

中学校教師の父、

パートに出ている母、

四つ上の兄

わたしは内向的な子供でしたので

家で一人遊びをすることが多く

お茶の間から見える

小高い山をながめながら

日向ぼっこをするのがすきでした

10歳ぐらいまでは、

友達にからかわれて泣いて

帰ることもしばしば

体を鍛える

気弱な私を心配した父に

勧められ野球を始めてからは

友達も増え、体を鍛えることで

友達にからかわれることもなくなり

幸せな少年時代でした

転居~突然うつ病に

そんな自信をつけ始めた13歳の秋

父親が家を建て、

郊外に引っ越しました

夢の新築マイホームでしたが・・・

そこで微妙に気持ちの違和感を覚え、

不眠症の傾向が表れました。

それから1年くらいたつと

言いようのない不安感にさいなまれ、

潔癖症が顕著に現れました。

学校から帰ると洗面所に直行し手を洗い続けます。3時間です。

そのあと足を3時間洗います。

そうせざるを得ない

脅迫観念があるのです

さまざまな症状

私を20年苦しめた症状は・・・、

 □潔癖症~本やドアノブも触れない 
 □HSP~人の視線が怖い
 □思考力低下~成績が急に落ちる
 □睡眠障害~眠れない・起きれない
 □コミュニケーション障害~孤独

  ・・・消えてなくなりたい

ほどの苦しみでした。

 私は『青春』を経験していません

「おかしい」と思っても、

自分ではどうしようもなかったのです

家族の無理解

親兄弟も自身に経験がないため

「変わった子だ・・」ぐらいの認識で

助けを求めることもできませんでした・・。

「変なことをするな!」と怒られることもしょっちゅう

このころに私の
アダルトチルドレン、
愛着障害
が形成されたと思います

私は、心を閉ざしました

家族も自分も「心の違和感や不安感」に向き合おうとしなかったのです

うつ病との孤独な闘い

さらに悪いことに

私は自分の心の状態を

周囲に覚られまい、としたのです

奇抜な行動で人を笑わせたり

過剰に謙虚にふるまったり・・・

自分を傷つけ続けました

 

 

その結果、当然ことながら心も体も疲弊しきって

不登校・・学校が、人が、怖くなりました

でも、不安感から逃れるため、

ひとりで何とかするしかありません。

 

心の悪循環

それまでの短い人生での

唯一の成功体験は、

体を鍛えること

それに執着しました

 

武道をはじめ

無味乾燥の基礎練習を

悲しいくらい繰り返し

自分を追い込みました

嘔吐し、体が震えだすぐらいに・・・

しかし、心が軽くなるどころか、

「きつい練習をしなければならない」
   ⇓   ⇑
「練習がコワイ」
   ⇓   ⇑
「今のままじゃダメだ」 

の悪循環にはまってしまい、

とうとう感情がなくなって

しまったような感覚を覚えました。

自分が自分でないような・・・

心がバラバラで

がんじがらめで動けない・・・

自分と人生を恨む・・・

そんな毎日が続きました

さまよい歩き、教師に

藁をもすがる思いで、

現代医学・整体・自己啓発セミナー・哲学者・・。

方々訪ね歩きましたが、

根本から治してくれる所はありません

ならば、教師になって子供たちのために尽くせば、自分も救われるのではないか?と思い、大学に入り直し父親と同じ教師になりました。

そして、また絶望

「天職だ」とも感じましたが、先輩教師たちの尊敬できない姿にがくぜんとしました・・。

職員室に〔いじめ〕があるのです!

 

これでは、自分どころか、子どもたちも救われません。

絶望し、5年で教師を辞めました

「どうすれば心が癒され守られるのか・・?」 

うつ病が再発し

再びさまよい歩くことに・・・
「ああ・・、もう、この辺でいいだろう・・・。生きること、がんばることに・・疲れた。」 

力なく、遠くを眺める日々が続きました

突然の『光』~老師との出会い~

出会いは突然です

ある雑誌で

台湾の武術家であり治療家の老師が来日講習会

という記事を目にしたのです

「これで最後だ・・この老師に会ってみて何も感じなかったら、人生をやめよう」

と、あの世を見据えた境地で会いにいきました

そうしたら何と、老師の方から近づいてきて私にだけ名刺をくださり

「台湾においで」と言われたのです

導かれるままに弟子入りし、迷惑も顧みず老師の自宅に住み込んで技術を学び始めました

日本を去り、台湾へ

まったく異世界・異文化での生活がはじまりました

 

毎朝3時半から老師について近くの公園へゆき(まだ真っ暗です)

体を活性化させる『体術』『呼吸法』

昼、夜の『古武術』

そして、いつも二人きりの時に突然始まる
『治療術』の伝授・・・

文字通り「三歩下がって師の影を踏まず」の師弟関係です。

すると間もなく、私のうつ病で傷ついた心と体がみるみる軽く快活になるのが感じられたのです!

「これは、いったい何なんだ!?」

うつ病が回復!謎のメソッド?

老師は表向きは、武術家として有名でしたが、入室徒弟と二人きりの時にだけ『薬術』『治療術』『兵法』『処世術』の秘伝を口伝するのです

 

老師は達人でしたが

学問どころか、読み書きもできない人でした

そんな無学の人が現代医学でも、学校教育でも救えなかった私の強迫性障害やうつ病を治したのです! 

老師の優しさに守られ

心を育てられているような感じです。

伝統的師弟関係

〔伝統的師弟関係SODATE〕イメージ図

老師のわたしへの伝統的な指導法は図式にすると上のようになります

奇跡の黄金比 SODATE

『オーシャンマインド』と

『ベクトルマインド』の

直伝でしか伝わらない

『黄金比のピラミッド』

これを〔SODATE〕(育て)

と呼んでいます

老師やさしさエピソード

老師とはじめて出会ったのは、

武術の講習会でした

心得のあった私は、老師の実力を試そうと本気でゆきました

「あっ」というまに倒され

そんな私に老師は

笑顔で手を差し伸べ起こしてくれました

うつ病で

髪はボサボサ、変てこな身なりの私を

老師は嫌がりもせず、かわいがってくれ

よく一緒にお酒を飲んで励ましてくれました

はじめて、台湾へ老師に会いに行った時

当然ですがホテルを予約していました

「金がかかるだろ? うちに来い」

何のためらいもなく

ほとんど見ず知らずの私を

自宅に招き入れて2か月も住まわせてくれました

毎日三食、老師自らの手料理を山のようにふるまってくれ、

「食え!もっと食え! うまいか? わっはっは」と

まだ授業料も払っていない外国人の私を養ってくれました

目が合うと、いつも目じりにシワをよせ微笑んでくれます

こちらが何か言おうとすると、身を乗り出して耳を傾けてくれます

異国での暮らしでホームシックになりました

玄関先の階段に座り遠くを見ていると帰宅してきた老師

無言で私の隣に腰かけ、長い時間いっしょにいてくれました

稽古に励む私を見る目はきびしかったのを覚えています

でも、一度も怒られたことはなく、

何かを習得するたびに

「すばらしい!いいぞ! おまえはスゴイ!」

いつものホッとするような

かわいい笑顔で親指を立ててくれるのです

老師はお酒が好きでした

わたしがふらりと応接室に入ると

「そこに酒があるぞ! 飲め!飲め!」
「ワシと飲むか?よしよし、わっはっは!」

目じりをたらし世間話をします

そんな老師は、

現役軍人が敬礼する

栄誉国民でした

SODATE~そして別れ

〔伝統的師弟関係SODATE〕
 を持つ指導者に
 出会うだけで

 心は守られ
 いやされます

この老師に仕え、20年が過ぎようとしたある日

「お前ほどできるやつは、他の弟子にはいない。日本へ帰り大成せよ」

と、免許皆伝の言葉を頂きました。

わたしが台湾を去った1か月後、老師は天に召されました

うつ病回復の秘密

すっかりうつ病から回復し帰国た私は、

人の心に興味を持ちました。

そして、私の心を守り育ててくれた

老師様への恩返しのため、

そして自分と同じようにうつ病に苦しむ人のため

「なぜ老師が私のうつ病を治すことができたのか?」

を解明する決心をしたのです。

心理カウンセリングとの出会い 

 答えは、意外なことに心理学にありました。 

 老師と私の師弟関係は、心理カウンセリングと共通することが驚くほど多いのです!

老師は、稽古の際、

弟子に対して3歳の子どもに接するように

優しく優しく何度も何度も

繰り返し教えてくれました。

そして最後の一言で強さ・厳しさ・目指すべき道を示すのです。

これは、潜在意識を一気に活性化させる心理療法に通じます。

また、老師自身が不機嫌になるようなことがあっても次の瞬間には、慈愛に満ちた笑顔に戻っています・・

イメージセラピーです

過去と未来の書き換えワーク

「心の護身力」メソッド構造イメージ図

もともと小学校教師だった私は

心理カウンセリングを中心に学びなおし

過去を書き換える「傾聴」
未来を書き換える「催眠」

を身につけました

ある時、

「〔伝統的師弟関係SODATE〕を縦軸(たてじく)にして

そこに、

「傾聴」「催眠」を横軸(よこじく)

として

組み込んだらどうか?」

と、思いつきました。

それから様々な検証をして完成したのが

「心の護身力」メソッド です。

「心の護身力」

心理カウンセリングをおこなうたびに

老師の優しい笑顔が思い出されます。

「ああ、あの言葉は私の心理を読んでくれたのだな」

「何度も何度も教えてくれたのは潜在意識に語り掛けていたのだな・・」 

老師様と私の師弟関係は心理カウンセリングそのものでした。

現代医学・学校教育にはない〔心の癒し方・守り方〕が

伝統的師弟関係と心理カウンセリングにあります。

わたしが「人生をやめよう」と思ったあの時、

最後の力で老師に会いに行かなかったら

今の私はありません。

つぎは、あなたが輝く番です。

あなたにも輝く未来が待っている!

あなたも、最後の力とほんのちょっとの勇気で未来が変わってきます。

カウンセリングと老師の教えには、悲しい過去を書き換え、輝く未来を手にするメソッドがあります

現代医学や学校にはない、正しい心の守り方、癒し方・・・

誰にだって、輝く未来が用意されているのです。

それが、人生なのです。

PS:老師様

老師様、あなたの弟子は今、あなたと同じ「人の心を癒し守る」仕事をしています。老師様に頂いたこの命、あなたと同じように燃やしてゆきます。

あなたの優しい笑顔を時折、夢にみます。

あなたが私の心に与えてくださったあたたかな光は、

 「心の護身力」心理カウンセリングになりました。

そして、「みんなの心が癒され守られる明るい社会を創ってゆく・・・」

このことが老師様から私に託された〔想い〕なのですね。

この〔想い〕が広がってゆけば、こころ豊かな世の中になるでしょう。私は、迷いませぬ。諦めませぬ。これが私の使命なのです。

高道生老師様

わたしは、あなたのお名前をいただきカウンセラーとなりました。

・・・今日もあなたの弟子の弟子になってくれるであろう若者が訪ねてきましたよ。