MICHIOプロフィール

物心ついた時から家で一人遊びをしていました。人形やミニカーを動かして空想にふけって物語を作ったり、日向ぼっこしたり、母から「手のかからない子ね~」と言われていました

活発な兄がいましたが「ついてくるな」と言われるので一人遊び
寂しかったりもしましたが、漫画やテレビがあるので、それで満足でした

友達付き合いも得意ではなく、仲間外れにされるさみしさを味わうくらいなら一人遊び
それで納得していました

そんな心の奥底に沈んだままの寂しさを励ましてくれるものがありました
テレビドラマや少年誌で大活躍する『熱血先生』でした

「あんな先生が担任だったら楽しい学校生活になるはずだ」
「仲間外れやいじめは悪いことだ!」
「頼りになるあんな先生がいたらなぁ」
「あんな先生になりたい!」

そう思うと、内向的な性格が少し前向きになるのでした

おとなしく友達の少ない自分の性格に嫌気がさし「中学になったら友達を作ろう!人気者になろう」と決心しました。野球部に入り、筋トレと走り込みを人一倍頑張って副キャプテンとなり、人生初の告白もされました

運動会の応援団長にも選ばれ、すっかり目立つ部類のキャラクターとなっていました。先生たちにも信頼されていたと思います。 このまま、高校、大学、就職と、充実した未来があると信じて疑いませんでした

自分に自信をつけた中学校時代でしたが、高校進学の時に引っ越すことになりました。「大丈夫、俺ならどこでもやっていける」と特に気にもなりませんでした

しかし衝撃でした。同じ県内なのに『方言(言葉)が違うのです』 もちろん意味は分かります。ですが、そのアウェイ感はわたしを委縮させました

なんとか馴染もうと、焦ったのがよくありませんでした。次第にクラスから浮いてゆき、部活もうまくいかず、学校へ行くのが苦痛に・・・

先生たちの校則を盾に取った高圧的な態度も嫌でした「それが教師の態度か?」と、中学の時の好きだった先生、ドラマや漫画の熱血先生と比べてしまうのでした

高校での居場所を失った私は、学校外で武道を始めました。大人の人たちに交じって練習するのが楽しく「若いね~」とチヤホヤされるので、すっかりハマってしまい、高校の授業をサボって合宿に参加したりしていました

高校はギリギリの成績で卒業

バブル好景気の中「受験勉強はバカらしい」と、なんとなく専門学校へ。知人の紹介で、なんとなく就職

バブル崩壊のきざしに気づかず「自由になりたい」とフリーター生活へ。お金が尽きたら、なんとなく就職

そんな、なんとなく生きていく中で『心の違和感や不安感』を感じることがありました。次第にそれは苦しさに変ってゆき「俺は何のために生きているんだ?」と自問自答を繰り返すようになました。

もんもんとする毎日を送り、仕事での失敗が多くなり「生きているのをやめたい」そう思いつめたとき、はっと気づきました

気づいたら行動は速かったです。昼は仕事、夜は予備校の生活を1年続け、大学に合格。晴れて、あこがれの聖職者・小学校の先生になりました

子どもたちはかわいかったし、勉強を教えるのも充実感がありました

でも、先輩の先生たちの子どもへの接し方に疑問がありました。時間外の組合活動に没頭し、授業の準備をせず、子どもが理解できないと「なんでわからないの!」と金切り声を出す始末 「労働者としての権利を主張する前に教師としての義務を果たしたらどうか?」と私は内心あきれていました

指導法に対する意見の違いから、私へのいじめが始まりました。一例をあげると・・

〇子どもの前で因縁をつけ大声で怒鳴ってくる

〇あいさつや返事をしない

〇業務連絡を回さない

〇影の連絡網をまわし悪評をつくる などなど

「これが、教師・聖職者のやることか?」と、
やり場のない怒りに震えるとともに、徐々に精神を病んでゆきました

「こんなところ・・・辞めてやるか!?」

あこがれていた理想の仕事・学校の教師の現実を見せられ、絶望もしましたが「こんな理不尽なことに負けてたまるか! 何とか切り抜けてみせる!」と前を向きなおしました

「でも、さてどうするか?」

そう考え、思いついたのが
「いじめをする人の心理を理解しよう」ということでした。頼りにしたのは、心理学そして哲学

心理学と哲学を駆使し、嫌がらせを回避し、最小限の衝突で一年一年を乗り切ることができるようになりました。もちろん譲れないものは守ったままです(私の場合は「子どもの側に立った教育」もちろん私も多くの失敗をし、後悔もあります)

学校での自分の立ち位置がはっきりし出したころ「もっと本物の教育者に会ってみたい」「理想の教育を見つけたい」と強く思うようになりました

ご縁があり、
〇台湾で武道の老師に入門することになりました。伝統的師弟関係の中で弟子を伸ばす指導法を学びました

〇帰国後、神社の神主さんに弟子入りし、伝統的な美しい心を育む哲学を学びました

〇多くの著名な心理カウンセラーに出会い、深いトラウマを書き換えるワークを学びました

本物の教育は、

学校の外にこそあったのです

学校の先生は、ひとりの例外もなく「善人」です。悪い人はひとりもいません

ただ、毎日の忙しさ(激務)のために自身を振り返ることができず、知らず知らずに小さな間違いを重ねてしまっているのです

私に嫌がらせをした先生たちも、自身に『心の違和感や不安感』を感じていたはずです。自分の心を見つめる時間と方法を知らなかっただけなのだな・・と 心理カウンセラーとなった今ではわかります。

先生方の心に余裕ができれば、教育現場は愛に満ちたものとなります

心を病んだり、休職に追い込まれる先生もいなくなります

学校の先生にこそ、心理カウンセリングが必要なのです。受け持ちの子どものために、先生ご自身の人生のために、そして愛する家族のために「心の護身力」カウンセリングに出会ってみませんか?

 元小学校教師 「心の護身力」心理カウンセラーMICHIO